スポーツにおいて
『声だし』は非常に重要な要素だといわれています。
声を出すことに意識をとられすぎると、反応が鈍くなるなどといわれることもありますが、やはり少年野球においては「あいさつ」、「元気」、などという礼儀やマナーを教える点からも「声を出せー!」と教えているチームことが多いかと思います。
大牟田ファイヤードラゴンズも元気のいいチームにしたいと声を出すように指導しています。
でも試合終盤でやっと声が出てくるなどチーム一丸となり声が出せているかというとまだまだかなぁと思います。
ではなぜ声を出さないといけないのか?
スポーツにおいて声を出すことは、スポーツ心理学や運動生理学から見た
『科学的効果』、
『精神的効果』に加え、
『実質的効果』があるといわれています。
『科学的効果』
・大きな声(特にシャウト)を出すことで、神経系における運動制御の抑制レベルをはずし、筋肉の限界値まで力を発揮させる効果、つまり声を出すことによって自分のパフォーマンスを最大限に近づける効果が期待できる(声はもう1つの筋肉、と言われています)
・声を出すことによって、一時的に呼吸が深くなり断続的な深呼吸をしているのと同じ状態になる、つまり心肺機能を高め、集中力、ネバリ、持続力が向上する
『精神的効果』
・やる気、気合い、意気込みを高める
・励まし効果(自分、仲間)
・セルフトークによる自己暗示効果
→自分自身に声をかけることで、”勇気づける”、”精神的なゆとりを与える”、”理想的なパフォーマンスを実現させる”などプラスの効果が期待できる
『実質的効果』
・チームプレーにおける意思疎通(リズム・タイミング)
・危険防止(存在認知、接触の回避)
・声を出すことによって、自分たち独自の空間(空気)を創り上げる(一体感)
声を出す効果をわかりやすくまとめると
●瞬発力・持久力の両方を鍛えることができる(体力面)
●自分をコントロールすることができる(精神面)
●より効果的な練習・試合ができるようになる(実質面)
もちろん子供達にこれを練習中、試合中ずっと継続しなさいといってもその集中力、体力はないと思います。
やはり声がでなくなる時間帯がでてきます。
そういった時に保護者の皆様が子供達に応援、激励をいただければ、子供達もまた声を出しがんばれると思います。
そして家に帰ってからも「あの時の声だし、声かけはよかったよ」や「あの時もっと声を出さんといけんかったね」など子供達に声をかけていただければと思います。
チームとしてあと一皮むければもう少し勝てると思います。
子供達、指導者、保護者一体となって頑張りましょう!!!
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